睦沢町の文化財巡り(9)「長生不動尊」の弘行寺(ぐぎょうじ)
下之郷にあり、山号を玉明山、院号を山王院と称する天台宗の寺院である。
「長生不動尊」としても知られ、本尊は平安後期作の不動明王である。

寺伝によると、天禄2年(971)に18代天台宗の僧、良源が現在の寺院の南に位置する浅間山付近(玉垣神社の向かい)に堂宇を建立し、如願寺と称したのが始まりであるという。
その後、江戸時代の元禄2年(1689)7月に領主松平信平が逝去した後、翌3年(1690)に松平信政と恵観上人(中興の祖)が現在地に移し、弘行寺と改名し、信平の菩提を弔った。
大正8年(1919)2月25日、睦沢一帯に大雷雨が襲い、本堂・庫裏・不動堂が焼失し、阿弥陀如来立像・地蔵菩薩立像・伝教大師像など、数々の寺宝を失った。しかし、不動明王立像だけは何とか救い出され、難を逃れた。
この火災の後、同区の旧家で、土睦村初代村長の中村甚五兵衛が自宅の長屋門を山門として寄進され、昭和48年に本堂・庫裏を再建した。
« 睦沢町の文化財巡り(8)八坂神社 | トップページ | 睦沢町の文化財巡り(10)睦沢町歴史民俗資料館 »


お世話になっております。私弘行寺住職の片岡と申します。突然のコメントで申し訳ありませんが、一言お礼申し上げます。今回弘行寺を記載して頂きありがとうございました。たまたま留守をしておりましたが、またこちらにお見えになる際は是非お立ち寄りください。また毎年恒例の初不動が1月27日12時半から厳修されます。千年前のお不動さまに近くで参拝も出来ますので、合わせてご来山いただければ幸いです。
投稿: 弘行寺住職 | 2013年1月11日 (金) 13時04分